いくつになっても自分の歯を残したい
「いくつになっても自分の歯を残したい！」これは誰もが思っていることでしょう。「80 歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という目的で、通称「8020（ハチ・マル・二イ・マル） 運動」が始まったのは1989年です。
親知らずを除く28本のうち、どうして20本以上なのかと言えば、それだけ歯が残っていれば、かたい食べものであってもほぼ満足に噛めるからです。この運動は当時の厚生省（現・厚生労働省）と 日本歯科医師会が提唱したもので、自治体、各種団体にも広く呼びかけていました。
こうした運動がありながらも、それでも社会全体の高齢化が進んでいるので、実際に自分の歯の残存数が20本に満たない高齢者の数は増加しています。
残存歯数というのは、50歳あたりから次第に減り始め、後期高齢者となる75歳以上の残存歯平均は約13本なのだそうです。誰でもできるかぎりは自分の歯は残したいと思っているでしょうが、現実はこうした結果となっているわけです。
さあ、あなた自身、パートナーは、自分の歯を何本残せるでしょうか？普段の歯磨きは当然しっかりやらなければならないですが、少しでも自分の歯を残したいなら、大切なポイントというのがあるようです。
それは入れ歯です。
総入れ歯ではなく部分入れ歯なら、すでにしているという人も多いかもしれません。部分入れ歯のケア次第で今後の歯の残存数が変わってくるのです。