自分の歯を残すために…部分入れ歯の正しいケア方法

入れ歯の種類

ひとくちに入れ歯といっても、総入れ歯部分入れ歯では、状況がかなり違ってきます。ここでは部分入れ歯の正しいケアをすることが、残存歯の保護に重要だと力説しておきます。

 

さて、むし歯や歯周病が原因で自分の歯を失うと、歯科医で治療を受け、「ブリッジ」、「入れ歯」など義歯を使用するようになります。歯の手入れが不十分で、30代の頃からすでに全体的にかぶせ物をしたり、ブリッジが入っていたりする人は、その後はかなり要注意となります。

 

40代あたりになると、かぶせてある歯、ブリッジなどが割れたりします。つまり、歯の保存ができなくなってしまう状況に追い込まれることが多くなるのです。

 

入れ歯の利用者は40歳代から増加し始めて、後期高齢者になると50%弱は「部分入れ歯」で、40%弱は「総入れ歯」となります。ちなみに「総入れ歯」では歯の残存のことを言っても仕方がないので、現在「部分入れ歯」だという人が対象のお話しになります。

 

「残存歯+部分入れ歯」の人に知っていただきたいポイントというのは、部分入れ歯を正しくケアすることです。
部分入れ歯をつくった直後は、部分入れ歯も歯ぐきにしっかりと固定できているわけですが、ある程度時間が経過するにつれて、歯ぐきの形状も噛み合わせも微妙に変化していきます。
具体的には、隙間、ぐらつきが生じてくるということです。